高校入試の現状

 高校入試をとりまく環境は、ここ数年で大きく変化しております。受験生を持つ親御さんたちと面談をしていますとよく“私達の時代と全く違う”“この子の兄(姉)の時とは全く違う”と驚かれます。入試合格を勝ち取るために必要なことは、まず第一に、的確な情報をつかむことです。各高校の細かい選抜方法等については、それぞれのホームページを参照していただくことにし、ここでは全国的に起こっている動きをお話したいと思います。  


 学区の撤廃 学区の撤廃
 高校入試の現状
 2003年に学区制が廃止されました。目的は受験者の高校選択の自由度の拡大です。
これにより、高校間の競争が生じ、各高校は生徒獲得のため特色ある校風作りを行うようになりました。

 絶対評価の導入 絶対評価の導入
 高校入試の現状
  これも2003年から導入されました。それまで、内甲点の評定は、「5」は7%、 「4」は24%と決められた相対評価でしたが、2003年以降は、個々の生徒の到達度によって内甲点が決まる絶対評価になり、「5」「4」の割合が大きく増大し、内甲点の底上げが起こりました。これにより、トップ高校受験者は、オール5という生徒も多くなり、内甲では差がつきにくく当日の入試得点に比重が大きくおかれるようになりました。例えば、学力検査と調査書の比率が

 学力検査:調査書=7:3

という高校も現在は多数見られます。この場合、内甲点の1点分は、入試得点の4.2点分にすぎず、例えば数学の内甲「3」の生徒A君と、数学の内甲が「5」の生徒B君がいた場合、入試当日の学力検査の合計点(500点満点)でA君がB君を10点上回っていたら、数学の内甲が「3」のA君の方が上となってしまうのです。10点といったら、1教科あたりたったの2点。これだけの差で、内甲の成績が2点分もカバーできるのです。また、学力検査:調査書が5:5の高校でも、先にお話ししたよう、内甲点の底上げが見られるため、やはり学力検査の成績が合否に大きく左右してきます。すなわち、現在の高校入試(公立入試)を攻略する最大の近道は、入試当日の学力検査の成績を上げることといえます。
 さらに、公立高校の推薦入試も大きく様変わりしてきました。現在の推薦入試においては、中堅以上の高校を合格するには最低でも内申は42以上必要であり、上位校に至っては45(ALL5)の生徒同士の戦いとなっています。つまり、上位校を推薦で合格するには、ALL5でも他に特記事項がない限りなかなか合格するのには厳しい現状となっているのです。
 内申は良いに越したことはありません。ですが、先にお話したとおり、内申点がいくら良くてもそれだけでは高校入試で合格は勝ち取ることができないという流れに時代が傾いてきています。

 独自入試の導入 独自入試の導入
 高校入試の現状
 独自入試とは、公立高校入試において、各都道府県の統一した問題を使用するのではなく、各高校・学科ごとに、その特色に合わせた問題を作成し、これにより、選抜を行う入試です。例えば東京都では、2001年に日比谷高校が導入を始めて以来、いまや導入を始めた高校は数十校にものぼります。通常、独自入試は各都道府県の統一した問題より難易度は高く、より高度な知識が要求されます。

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